

神戸ルミナリエは1995年1月17日に発生した「阪神淡路大震災」の犠牲者の鎮魂のために開催されたのが始まりです。
12月に全国各地で開催されるクリスマスを祝うための光のイルミネーションとは意味合いが異なっているのですが、クリスマスに近いこの時期ですので、毎年美しい光のイルミネーションを楽しみにしています



このルミナリエが終わるとクリスマスではなく、24節季の1つ、冬至がやってきます。
2013年はクリスマスより少し早い12月22日が冬至です。
冬至といえば、柚子湯、かぼちゃ、昼が一番短い日などが思い浮かぶ人も多いと思います

今回は冬至についての話です。
これからの内容は地球の北半球における現象についてです。
冬至とは太陽の南中高度が最も低く、一年の間で昼が最も短くなる日です。
太陽の位置を基準とする定気法では、太陽黄経が270度のときを冬至といい、12月22日ごろになります。
冬至から次の年の冬至までを24等分にした経過日数で節季を定義する恒気法でも、基点となる冬至は定気法と同じ日です。
即ち、冬至は定気と恒気で一致する唯一の節気です。
天文学での冬至は太陽が通過するその瞬間としているのに対し、暦ではそれが起こる日を冬至日(とうじび)と呼んでいます。
1年で日の出が最も遅く、日の入りが最も早いのは冬至とは一致していません。
天津日本校のある神戸の場合、日の入りが最も早いのは12月2〜8日ごろで16時48分。日の出の最も遅いのは年明けの1月3〜12日頃で、7時07分になります。
冬至の日の昼の長さは9時間50分となります。
冬至を過ぎると昼が長くなるのですが、それは日の入りの時間が遅くなるだけで、しばらくは日の出が遅くなっているのです。
朝の通勤時に同じ場所から見る太陽の高さの違いで実感できると思います

