2013年09月09日

家伝の秘書

こんにちはわーい(嬉しい顔)わーい(嬉しい顔)
中国・天津に留学中の崔(ちぇ)でするんるん

天津には日本の文化がたくさん入って来ています。
その影響か、たくさんの若い方たちが日本語を勉強しています。
それに伴って日本語学校も増えました。

今回、日本語を勉強する中国の友人の紹介で、日本人の日本語の先生にお会いしました。
日本語の先生はただ日本語を話して伝えるだけでなく、学生たちがより効率的にかつ正確に日本語を習得させる必要があります。
先生はそのために1時間の授業を何時間もかけて準備され、学生の体調までも気を遣う必要があるそうです。
例えば、テスト前に体調を崩しやすい人はどのように体調管理をすれば良いかなどもアドバイスされるそうです。パンチ


その先生の教え子の女性が今年日本へ留学することになり、お祝いの席に僕もご一緒させていただきました。バー
彼女は日本語も上手でスピーチコンテストで好成績を収めるほど。
堂々と話されるが日本人のように謙虚さがある様は、さすが先生の教え子だと思いましたぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)

僕が自己紹介で、天津中医薬大学で中医学を勉強していると話すと、彼女は自分の家に先祖が書いた中医学の本があり、僕にくれると言うのですexclamation
後日、電子版の本のデータをいただきました。


『通俗医话』 曹孔青 著

内容は曹孔青老中医の病案でした。
曹孔青(1890−1960)は陕西省の方で、官僚になるより一般庶民のためになりたいと中医学を学ばれました。
その医術は優れ、名声はすぐに広まりました。

先生はお金持ちからはお金をもらい、一般庶民には無償で治療して薬代も出してあげていたそうです。
韓国の韓医学ドラマ「許俊」で、患者を真に哀れみ同情できる医者を「心医」と呼んでいました。
「心医」とはまさにこのような方を指します。
その他、編著した本は《中药入门》、《麻疹诊治概要》、《脑炎》,《霍乱与泻泄》などたくさんあります。


僕はこの曹孔青老中医の子孫に出会ったのですexclamation×2
そして僕が頂いた電子版の本は彼女自身が作ったものです。
祖母の家にある本はもう50年も経ち、字が見えなくなる前に彼女が電子版にしたのです。
しかも、この本は未だに家系以外に外伝したことがなく、僕が初めてなのですexclamation×2
以前からいくつもの出版社がこれらの本を目当てに彼女の家へ訪ねて来ましたが、お金儲けを目当てにする方には譲らなかったそうです。
これは先祖の教えを子孫が守っているからですぴかぴか(新しい)


中医学は経験医学であり、先人の経験を研究することはとても大事です。
僕も今回頂いた書物を研究し、お金儲けではなく人々のためにこの知識を役に立たせたいと思います手(グー)

写真は秘書の著者及びその子孫が育った土地の風景です。.jpg
posted by 天津日本校 at 14:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ただいま中国留学中!
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/76142280
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック