

芸能人が旅をする番組を見ては、暖かくなったら「あそこに旅に行ってみたいな〜


そのテレビの番組で「世界の果てまで・・・」というタイトルのものがあります

「果て」・・・はて?それは、平面上での考え方だと思います。
丸い球形の地球の果てとはどこか?
もし、地球上をまっすぐに歩いて行くことができれば、地球を一周して元の出発点に戻ってきます。
テレビ番組名なので、これに関してはこれ以上触れないことにします


はて・・・いや、さて視点をもう少しだけ大きくして、果てについて考えたいと思います。平面でなく、3次元空間で考えて見ましょう。
冬の夜空は他の季節に比べて澄み渡っているときが多く、そこには数多くの星が見られますが、これらは比較的地球(太陽系)に近い物が大半です。

近いと言っても簡単に行ける距離ではありません。光は1秒間に約30万キロメートル進みます。その光が1年間に進む距離(1光年と言います)で表しても、約4年から数十億年かかる距離にある星の光を見ているのです。1光年とは3942億キロメートルです。ちなみに地球から月までは平均で約38万キロメートルしかありません。(光では1秒強です

では宇宙の果てはどこにあるのか?現時点で見つかっている一番遠い星(星団)は、約133億光年の距離と言われています。その先の地球から、約139億光年先が現在のところ宇宙の果てと言われていますが、133億光年と約139億光年の間の空間に何が有るのかはまだ不明です。
その理由は、一般によく知られている宇宙の始まりであるビッグバンが約139億年前に起きたとの説から来ています。
ということで宇宙の果ての世界は、地球から約133億光年離れた場所にあることになりますが、この星が現在も存在しているのかどうかについては不明です。今見ることができる光は133億年前の光がようやく地球に届いたからです

133億年前は地球(太陽系)も存在していない時代です。

現在の宇宙はビッグバンから始まったと言われています。
ビッグバン直後に宇宙は急速に膨張し、現在の姿になったと言われています。
宇宙は現在も膨張を続けているので、現時点の距離というよりは133億年前の距離ということになります。
膨張速度を考慮し、21世紀現在の距離に換算すれば宇宙の果てはもっと遠くにあるということになります。
如何でしょうか。
宇宙の果てに想いを巡らすと、自分の抱えている悩みは、
とてもとても小さく思えてくることがあります

暖かいお茶を飲みながら、宇宙の果てに想いを巡らせるのは新しいリラックス方法かも知れません

