寒い日が続く2月です

そんな中、いよいよ中国の最大のイベントである春節がやってきます


中国では“初一饺子初二面”と言うことわざがあり、旧正月一日は

この風習は1800年前に、中医の医聖と呼ばれる張仲景が、凍傷で困る患者のために『正月くらいは薬ではなく、治療効果があるおいしいものを食べさせてあげたい』と水餃子を庶民に配ったのが始まりです。
水餃子は、冷え性や下痢などに効き、体を温めてくれる作用があります

今回はローカルの野菜市場でも入手できる1800年前の水餃子の中身をご紹介します

羊肉
《中国漢方記載》温中健脾、益気補血、補腎壮陽
羊の肉はからだを温める作用の強い食材で、寒い冬には欠かせません。
昔はガスやレンジ等はなく、冬には冷たいまま食事をしてた為、冷えが原因で腹痛などをおこす人が多くいました。そんな時、羊肉は特攻薬として使われていました

羊肉はからだが冷えて食欲がない、下痢をする、疲れやすいなどの症状に効きます。そして精力不足や腰痛にも効果があります。
ピーマン
《中国漢方記載》温中散寒、下気消食
羊肉と同じく温める作用の強い食材で、特に胃腸を中心に温めます

寒さによる胃の張りや痛み、嘔吐、下痢などに効きます。塗り薬としても使われ、関節痛や腰痛にも効きます。ピーマンには辛いものと辛くないものがあり、辛ければ辛いほど効果があります。お好みの辛さのピーマンを選んでください。
その他、水餃子の中身はトウガラシや麻黄、杏仁、甘草などが入っています

体が暖まるものを食べて、この寒さを乗り越えていきましょう
