
このような時には夜に外へ出ることをお勧めします。
そして夜空の星を眺めるのもいいものです


夏の夜空には、明るい星が多く見られます

日本の九州から関東地方ぐらいまでならば、夜の8時ごろの天頂付近で、「はくちょう座のデネブ」、「こと座のヴェガ」、「わし座のアルタイル」の3つの明るい星で三角形が構成されており、
これが『夏の大三角形』と呼ばれています。
ヴェガとアルタイルは日本の七夕で有名な織姫と彦星です。
そして南東方向で眼の高さより約30度上方向から下にかけて、巨大なS字型をした「サソリ座」が見られます。その中心の赤い星がアンタレスです。
さそり座の東側には、逆の小さなひしゃく型をした「いて座」が見られます。
いて座の傍に見られる天の川は我々の住む銀河系の中心方向になり、天頂付近でみられる「はくちょう座」付近の天の川が南まで繋がっています。

8月は毎年『ペルセウス座の流星群』が有名です。
8月13日頃の深夜から明け方にかけてよく見られますが、その日の天気と運次第です。
あいにく今年(2014年)は8月12日が満月なので、月明かりで条件的には不利な年です。
流星を見るのならば、楽に横になって肉眼で見るのが最適でしょう。
流星はどこから現れるのか決まっていないので、広い視野のある肉眼が一番です。流星群でなくても一晩には数個の流星が確認できると思います。
星座や流星を眺めるには、空の暗い場所、町の明かりの影響がない所(光害のない所)で見るのが一番です。
神戸で言えば、六甲山の山頂付近では周辺は暗いのですが、南東方向にある神戸〜大阪にかけての明かり(100万ドルの夜景)が影響しており、天頂付近以外はあまり良い環境とは言えません。
ぜひ周辺に明かりのない場所で、自然の冷気を感じ、ゆっくりと星空を眺めてください
