2014年07月30日

夏の夜

 夏本番のこの時期、日中は日射病や熱中症などの恐れがあり、なかなか外には出にくいものですふらふら
 このような時には夜に外へ出ることをお勧めします。
 そして夜空の星を眺めるのもいいものですぴかぴか(新しい)

白鳥座 白鳥座

 夏の夜空には、明るい星が多く見られます夜
 日本の九州から関東地方ぐらいまでならば、夜の8時ごろの天頂付近で、「はくちょう座のデネブ」、「こと座のヴェガ」、「わし座のアルタイル」の3つの明るい星で三角形が構成されており、
これが『夏の大三角形』と呼ばれています。
 ヴェガとアルタイルは日本の七夕で有名な織姫と彦星です。

 そして南東方向で眼の高さより約30度上方向から下にかけて、巨大なS字型をした「サソリ座」が見られます。その中心の赤い星がアンタレスです。
 さそり座の東側には、逆の小さなひしゃく型をした「いて座」が見られます。
 いて座の傍に見られる天の川は我々の住む銀河系の中心方向になり、天頂付近でみられる「はくちょう座」付近の天の川が南まで繋がっています。

さそり座 さそり座


 8月は毎年『ペルセウス座の流星群』が有名です。
 8月13日頃の深夜から明け方にかけてよく見られますが、その日の天気と運次第です。

 あいにく今年(2014年)は8月12日が満月なので、月明かりで条件的には不利な年です。

 流星を見るのならば、楽に横になって肉眼で見るのが最適でしょう。
 流星はどこから現れるのか決まっていないので、広い視野のある肉眼が一番です。流星群でなくても一晩には数個の流星が確認できると思います。


 星座や流星を眺めるには、空の暗い場所、町の明かりの影響がない所(光害のない所)で見るのが一番です。
 神戸で言えば、六甲山の山頂付近では周辺は暗いのですが、南東方向にある神戸〜大阪にかけての明かり(100万ドルの夜景)が影響しており、天頂付近以外はあまり良い環境とは言えません。


 ぜひ周辺に明かりのない場所で、自然の冷気を感じ、ゆっくりと星空を眺めてくださいるんるん
posted by 天津日本校 at 16:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 天津日本校の日常

2014年07月07日

カビの季節

梅雨〜夏にかけては生活の周辺では、色々な自然現象が多く見られる時期です。
現象の一つにカビの発生があります。
カビの発生はこの時期に限ったことではありませんが、よく目に付くようになります目


学術的分類において、カビは微生物の中の真菌類に属します。
「微生物」といえば、「細菌、ばい菌」をイメージし、有害物質であるとのイメージが強いと思いますが、そればかりではないのです。

真菌類は胞子と菌糸を持っており、きのこ類も真菌類の一つです。
一般的に、カビは人間にとって役に立たないものが多いと思われますが、中には役に立つカビもあります。
その役に立つカビの例が、食品や医薬品に関係しているカビです。


●コウジカビ(アスペルギルス属)
  清酒、焼酎、味噌、醤油、鰹節などの製造に使用

●アオカビ(ペニシリウム属)
  チーズ(ブルーチーズ、カマンベールチーズ等)の製造、
  ペニシリン(最初の抗生物質)の製造に関係

カマンベールチーズ.jpg

カマンベールチーズ


●酵母
  ビール、ワイン等の製造



普段はカビとは関係のないような身近なところでカビは役に立っています。

カビが発育するためには、栄養・適度な水分・温度・酸素の4つの要素が必要です。
栄養には食品以外にホコリ、手あか、ふけ、ダニの死骸などの有機物も利用できます。
気温20℃以上で活発に発育し、高湿度な環境を好みます。
この梅雨時から夏にかけてが最適環境ですひらめき

人間の役に立たないカビを生育させないためには、前記4つの要素を満たさないようにすればいいのです。
アオカビからは人間に有害なカビ毒も生じる可能性がありますので、自宅ではカビを発生させないように普段から注意しましょうexclamation×2
posted by 天津日本校 at 11:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 天津日本校の日常