2014年04月28日

誕生に関して

日本では4月が年度初めというのが多いです。

カレンダーによる年度は1月から始まり、12月で終わるのですが、
会社等の事業年度、学校の授業等は4月から始まり、翌年の3月までが1つの区切りになります。
学生や社会人、会社にとって4月は新しく誕生、または再生される月であるとも言えます。

生物でいえば、IPS細胞、ES細胞、といったように細胞の再生に関する話題が多くなっている昨今ですが、生物にとっての始まりは小さな1個の細胞が何らかの刺激により、細胞分裂を繰り返して、巨大な組織細胞へ成長し、やがて人や動物になったのです。


細胞を構成している成分に注目すると、細胞の形になる前の最小成分は原子や元素になりますひらめき

元素はどのように誕生したのか。
一般的な説によると、約138億年前に起きたビッグバンによって最初の原子である水素が発生し、その後元素同士の衝突等を繰り返すことにより、色々な元素に変化し、銀河が形成され、太陽系が誕生したのです。

そして現在に至るまでの時間は、たったの138億年ですexclamation
しかし、通常の我々の感覚からは想像の付かない時間がかかって、地球やそこに住む生物の誕生に至ったものです。


このように視点を変えてみると、学校で学ぶ数年間はほんの一瞬の出来事といえます。
まもなく5月です。
4月からの新しい環境にもそろそろも慣れてきた時期と思います。
4月始めから続いている緊張感を少し緩め、ゆとりを持つようにしてはいかがでしょうかわーい(嬉しい顔)
posted by 天津日本校 at 11:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 天津日本校の日常

2014年04月18日

第一回チェ企画!

毎年、天津中医薬大学 日本校の留学専科の学生や神戸東洋医療学院の卒業生が数名、天津中医薬大学へ留学に来ます。
去年は3名の後輩が来ましたかわいい
後輩たちは日々充実した生活を送り、たくさん学んできましたが、2名は1年間のカリキュラムを終え、今年帰国予定です。

後輩たちが中国に来て一つでも多くのことを学んで帰国してほしいとの思いはありますが、私自身が伝えられることに限界がありますふらふら
そこで今回第一回『チェ企画』を計画することにしましたexclamation×2


「百聞は一見に如かず―――」
天津の隣街である北京にある『北京中医薬大学』は、中国一の中医薬大学です。
中国一の学校へ行くと新しいものが学べるに違いないexclamationと思い、みんなで北京中医薬大学へ行くことに計画しましたひらめき


何日も前から計画を練り、北京中医薬大学の日本人の友人にも協力してもらい、日本人交流会も予定しました。

当日は朝から出発です晴れ
学校の寮に集合し、タクシーで15分のところにある天津駅から新幹線に乗ります。
事前に買った新幹線のチケットを片手に、みんなハイテンションわーい(嬉しい顔)
勉強と言うより、旅行気分です。
ハイテンションになるのも無理はありません。みんなで遠出するのは初めてなのです!

新幹線に乗れば30分で北京に着きます。
北京南駅で新幹線を降り、地下鉄に乗り換え北京中医大学を目指します。
無事に北京中医薬大学へ着き、校門へ行くと北京の友人がお出迎えしてくれ、学校内を案内してくれました。

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建物一つ一つには名医のサインがあり、威厳がありましたぴかぴか(新しい)
学校の近くでお昼を食べ、午後は早速病院へ!

中国全土から名中医師が集まる北京の病院は、老中医の名前が勢ぞろい!
病院も豪華ですぴかぴか(新しい)

今回は鍼灸治療を見学させていただきました。
初めて見る治療法にみんなびっくり!
子午流注や五運六気の理論を応用されている先生で、特殊でなかなかお目にかかれない治療法です。たくさん鍼を刺し、普段一般の先生方が使われない穴も多用されておりました。

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続けて、日中友好病院も見学し、鍼灸道具店、本屋さんを巡りました。
貴重な時間はあっという間に過ぎ、もう夜に夜
夕食は北京中医薬大学の日本人留学生との交流会です。

今回は北京と天津から11名が集まり、初めて会う方たちとお互い自己紹介をし、情報交換したり、そしてお互い将来について話し交流を深めました。
両地域の異なる特徴として、北京メンバーは高卒など若い方が多く、天津メンバーは全員鍼灸師の国家試験を持っていることでした。
お互い刺激をもらい、今後も共に日本でもっと中医を普及させていこうと決意グッド(上向き矢印)し、お開きとしました。

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後日、みなさんから感謝の言葉をいただき、今回の学んだことを共有しました。
とても勉強になり、とても楽しかったそうです。
このように無事に終了した第一回チェ企画!
要望もあり、第二回チェ企画を計画中です。
次回は上海へ! お楽しみに★
posted by 天津日本校 at 17:30| Comment(0) | TrackBack(0) | ただいま中国留学中!

2014年04月11日

本場の中医学を学んで

3月30日、『天津中医薬大学日本人卒業生送別会』が華竹飯店にて行われました。
今回参加者19名のうち、半分の9名が卒業ですかわいい

 中国で学んだ知識や技術を日本でどのように活かすか、どのように日本社会貢献していくか、卒業生の考えは9人9色。
 中国とは違い、現代医学中心である日本の医療現場では対症療法なのに加え、慢性病にはあいまいな診断名がつけられ、たくさん薬を処方されている。そのため患者さんは薬漬け状態。現代高度検査技術を用いても異常が認められない病気はとても多い。
 そんな日本で中医学を普及させることは、病気の根本治療、未病治が可能になり、医療費が削減され社会貢献もできる!
 そのため卒業生たちは、それぞれ日本の臨床現場、教育現場、そして社会交流の場で活躍したいと考えている。

 学べば学ぶほど奥が深いことがわかり、もっと中国で勉強したい!でもある程度で区切りをつけないと日本へ帰れなくなる…ふらふらとの声も。
帰国後も中国と日本を行き来し、国際舞台で活躍したいと言う卒業生もいた。
天津での出会いは一生ものになるだろう。今後も大切にしていきたいと思うぴかぴか(新しい)

2013年度卒業_卒業生送別会.JPG


ここで、中医学を学ぶ学生から夏の熱さ対策の薬膳をご紹介exclamation×2

 人の体には水と火があり,中医学では水を「陰」、火を「陽」といい、この陰陽のバランスが取れていることで健康状態も維持されますひらめき
 夏には気温が高くなることで、体の「陽」が多くなります。そして汗をかき過ぎることで体の「陰」が減っていきます。その結果、陰陽のバランスが崩れいろんな症状として体に現れます。
具体的な症状は、食欲減退し、頭がボーッとし、手足が重くなり、やる気がなくなったり、イライラするなどの症状です。エアコンによくあたったり、冷えたものをよく飲んだりすることによって、夏冷えし、むくみ、下痢などにもなります。

<体の「陽」を冷ます食べ物>
・苦瓜、冬瓜、セリ、セロリ、ナス、ごぼう、緑豆、小豆、緑茶、菊茶、薄荷など
<体の「陰」を補う食べ物>
・白キクラゲ、きゅうり、トマト、クワイ、長いも、梅、レモン、スイカ、梨など
<心を落ち着かせる食べ物>
・なつめ、小麦、ハスの実、ゆり根、鶏卵、うずらの卵、内臓のハツなど
<体のだるさを改善させる食べ物>
・そら豆、じゃがいも、かぼちゃ、鶏肉、お米、あじ、いわし、かつお、山芋、しいたけ、ナツメなど
<夏冷えを改善する食べ物>
・生姜、山椒、唐辛子、などの発汗作用のあるもの
<夏に控えるもの>
・高麗人参、羊・牛肉、にんにく、脂っこいもの、冷えた飲み物


自分の症状にあった食べ物を取り、夏の暑さに負けない体を作りましょうパンチ
posted by 天津日本校 at 14:23| Comment(0) | TrackBack(0) | ただいま中国留学中!