2013年11月19日

天津中医薬大学 日本校のある神戸では、今年は「木枯らし1号」が吹いた後、
例年ならば秋らしい季節感のあるこの時期ですが、今年は一気に冬がやってきました。
しかし果物売場の店頭には、例年通り初冬の果物、柿が並び始めましたるんるん


今回は柿についての話題です。

柿は昔からある日本固有の果物の1つです。植物分類では、カキノキ科カキノキ属カキノキです。
学名は Diospyros kaki 、和名:カキノキです。
食べる部分はカキノキの果実です。

柿には葉の部分や果実部分に有益な成分が含まれており、生薬としても用いられてきました。
生薬としての柿に関しては、別の機会に。


果実に関しては、ご存じのように、柿には甘ガキと渋ガキとがあります。

甘ガキには、富有、次郎、伊豆、西村早生、松本早生、早秋、太秋、愛秋豊、貴秋、御所、晩御所、花御所、天神御所、水島等品種が極めて多く数百品種に及びます。

渋がきは、甲州百目、富士、江戸柿、平核無、刀根柿(刃根早生柿)、西条柿、市田柿、四つ溝、会津身知らず、堂上蜂屋柿、愛宕等があります。

渋柿だけでなく、甘ガキも熟す前には渋みがあります。この渋みの原因は、タンニンです。

タンニンと言えば、お茶に含まれている苦み成分と気づくと思いますひらめき

緑茶の場合、緑茶タンニンと呼ばれており、柿に含まれているタンニンはカキタンニンと呼ばれています。

柿のタンニンには可溶性と不溶性があり、渋みがあるのは可溶性タンニンです。

これが口に入って溶けたときに渋みが感じられるのですふらふら

苦みを減らすには、このタンニンが溶けなければいい、すなわち可溶性タンニンが化学変化し、不溶性になることで、食べたときに、口の中で苦みを感じなくなり、柿の甘みが強く感じるようになります。
これが「渋抜き」と呼ばれているものですひらめき


渋抜きには、果実に炭酸ガスやアルコール処理をすることで、可溶性タンニンを不溶性タンニンに変える方法や、干し柿や吊るし柿にする方法があります。



柿の産地である奈良県五條市には 柿博物館(果樹振興センター)がありますので、
初冬のこの時期に一度訪れてはいかがでしょうかわーい(嬉しい顔)
その時には押し寿司を柿の葉で包んだ名産「柿の葉寿司」を食べるのもお忘れなく手(チョキ)

柿3.JPG

*最近は「タンニン」という名前よりも化学構造から、
総称としての「ポリフェノール」と呼ぶのが一般的になっています。
ポリフェノールの中にタンニンも含まれています。
posted by 天津日本校 at 10:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 天津日本校の日常

2013年11月18日

トライやる・ウィーク


11/11(月)〜11/15(金)まで『トライやる・ウィーク』が実施されました。

今年は、神戸市立葺合中学校から1名と、神戸市立神戸生田中学校から2名の合計3名の中学生が来てくれました。



『トライやる・ウィーク』は、

地域の中で生徒たちが様々な活動や体験と通して、豊かな感性や創造性を高めるとともに、自分なりの生き方を見つけることを支援し、「生きる力」を育成することを目的としています、とあります。



短い期間でしたが、当学院の関連部署である、

天津中医薬大学日本校、神戸東洋医療学院鍼灸コース、付属治療院、附属薬店、

神戸東洋医療学院孔子課堂、神戸東洋日本語学院とを体験して頂きましたるんるん



_MG_2563.JPG

 天津中医薬大学日本校では、生薬の瓶の乾燥剤入れ替えしたり、スライムを作ってみたり、、、



DSCN4674.JPG
 日本語学院では、学院の学生と日本語で会話してみたり、、、、




_MG_2505.JPG
 附属薬店では、生薬を味見してみたり、、、


 
_MG_2523.JPG
 総合受付で、マットの掃除や資料請求のチラシをセットしてもらったり、、、



DSC01932.JPG

 孔子課堂で、北京孔子学院本部贈呈図書のポップを作ったり、、、




_MG_2551.JPG
  7F事務局では、早川先生オススメの本ポップを作ってもらったり、、、
 (完成品は図書室で貼ってますのでぜひご覧くださいexclamation×2



_MG_2586.JPG

 鍼灸コースでは、実際に鍼を触ってみたり(様子を見に来られた先生まで興味津々exclamation×2)、、、





どれもこれもなかなか経験できないことを体験して、仕事の大変さや楽しさを得てもらえたかと思います。

これから先の将来の糧にしてもらえれば幸いですぴかぴか(新しい)

5日間、本当にお疲れさまでしたわーい(嬉しい顔)わーい(嬉しい顔)
posted by 天津日本校 at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 天津日本校の日常

2013年11月11日

屋さん初ブログ!(2) 外で中国人と一緒に暮らす!

携帯をゲット携帯電話した後、
次はいつまでも借りぐらしというわけにもいかないので、家を探す事に。

そうです、今回私の次なる目標は「外で中国人と一緒に暮らすexclamation」でした。

以前留学していた時は二人部屋だったのですが、言葉もある程度はしゃべれる。何か新しい事がやりたい!手(グー)という気持ちでの私にとっては少し挑戦に近い決断でした。
 こちらも先輩チェさんが大活躍!ぴかぴか(新しい) 不動産屋さんと一緒に6部屋程物件を見て回りました。
私が一緒に見て回った不動産屋さんは「我爱我家(私は自分の家が大好き)」という名前のインパクトのある不動産屋さんです。他にも「HOME Link」という不動産があったりネーミングが印象的でしたるんるん

 こちらで見た部屋はすべて家具が付いていて、大家さんが部屋で待っていて(鍵を預けている所も有り)部屋を案内しながら、部屋アピールをする大家さんがいたり、部屋と部屋との移動に不動産のお兄さんのバイクの後ろにまたがって移動という、まさに初めて尽くしの家さがし。
 たくさん見たうちの部屋から、学校にも徒歩10分、緑が多い静かな居住区の二階に部屋を決定。

 天津に来て三日目、自分でも驚く速さで借りぐらしから脱却したのでした。部屋を見た翌日には決定。そして、その翌日に引っ越し。
 スーツケースと段ボール2個のコンパクトな引っ越しでしたが、こちらで知り合った留学生にもさっそく手伝ってもらい、思っていた以上に早く落ち着きました。こちらでのお家の契約は家賃の前払いと、ディポジット、暖房代(一括)を支払います。
 今ではお部屋のネット環境も整い、ミネラルウォーターサーバーも購入してと、とても暮らしやすいお家に。まさに我爱我家な状態です。

 私の住んでいる居住区はとても静かで緑が多く、葡萄、林檎、ざくろの木、さらにへちまや瓢箪まであちこちに植えられていて、鳥を飼っている人の鳥かごが窓辺にかけられていたり、中を歩くだけでもちょっと楽しくなるような雰囲気溢れる所です。
 学校から帰るとおばあちゃんが孫を連れて中庭で遊ばせていたり、市場からの帰りのように両手いっぱいに野菜をいれた袋をもったおじさんやおばさんとすれ違います。
 こういう時私は「あぁ、中国で生活しているかわいい」と実感します。
 まだまだこちらの人の訛りの強い中国語にやられっぱなしですが、大家さんを始め、いい方との出会いやチェさんをはじめとする日本人留学生に助けられっぱなしの毎日でするんるん


 私以外にも今回は神戸東洋の学生、総合コースのクラスメートの3人が神戸から来ていますが、ほかにも3人留学生が東京、広島から来られました。天津中医薬大学には現在20人近くの日本人留学生がいて、先月その方々が一斉に集まり食事会が開催されました。
 鍼灸を勉強しに来ている方、中医史を勉強している方、中医学部等同じ中医の範疇でも様々な分野の勉強をしている方が一斉に集まると会話の内容はご飯、生活と同様に中医学や授業の事に。
 中にはこちらで学校を卒業した後先生として教壇に立ちながら、ご自身も臨床に出られる日本人の先生もいらっしゃって、とても刺激的な夜になりました。

 慣れない事というよりは初めてで戸惑う事が多い中、やはり日本人留学生同士で情報を交換し、自然と手助けしてくれる留学生の先輩が多くいる事で生活できていると痛感します。


 まだ始まったばかりの留学生生活ですが、少しずつ中国人に近づいて強くなり、いつか私も困っている人にさっと手を差し伸べてあげられるような留学生になりたいな手(チョキ)。と心から思うヨウメイなのでしたわーい(嬉しい顔)わーい(嬉しい顔)
posted by 天津日本校 at 13:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ただいま中国留学中!